平安時代の火葬墓から出土した蔵骨器が指定文化財になりました
- 公開日
- 2022/10/12
- 更新日
- 2022/10/12
生涯学習・スポーツの振興、文化財の保護と活用
令和4年9月29日、松原市の立部遺跡(たつべいせき)で発掘された蔵骨器(ぞうこつき)を松原市指定有形文化財に指定しました。
この蔵骨器は、平安(へいあん)時代初頭(9世紀前半)の火葬墓に納められていたものです。火葬墓は木炭槨(もくたんかく)に準じる構造で、そこに納められた須恵器(すえき)製の蔵骨器は壺と蓋が粘土で密封されており、内部には男性(40〜59歳位)1人の火葬骨が埋納されていました。墓の特徴と発掘場所で古墳(こふん)時代〜平安時代にかけて連綿と墓地が営まれていたという点から、葬られた男性は従五位以下の官人を輩出する氏族の出身者であったと考えられます
今後は、他の松原市指定文化財8件とともにその価値と魅力をみなさんにお伝えしていきたいと思います。【文化財課】
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