【未来の教員を応援するために教育委員会にできること】
- 公開日
- 2021/07/09
- 更新日
- 2021/07/09
教育長メッセージ
こんにちは、教育長の美濃です。
最近、「教員の成り手不足」に関するニュースなどをよく目にしますが、文部科学省の調査結果によると、教員採用試験の受験者数や競争率(採用倍率)は年々減少・低下傾向にあります。
また、受験者数の内訳を見てみると、新規学卒者が減少傾向にあります。競争率の低下は、採用者数が近年増加傾向にあったことと連動している部分があると思われますが、新規学卒受験者が減少していることには危機感を持つ必要があります。
これからの松原市の教育を充実・発展させていくためには、現職教員のスキルアップや教育環境の整備はもちろんですが、子どもたちの教育に対して熱意のある教員をいかに継続的に確保していくかということも重要です。
そのため、「自分も松原市の学校で教員として頑張ってみたい!」と思ってもらえるよう、松原市の近隣で教員養成を行っている大学にお邪魔して、松原市の教育で大切にしていることや松原市独自の取組みなどについて積極的に発信していこうと考えています。
先日、本市の教育委員であり、大阪教育大学の副学長でもある和田先生のお取り計らいにより、大阪教育大学教職大学院の受講生の方々に松原市が取り組んでいる教育施策の一端についてお話をさせていただく機会を得ました。
今回は、受講生のほとんどが現職の教員の方々だったためか、講義終了後には具体的な事柄について熱心にご質問いただき、こちらにとっても大いに勉強になりました。
現在、松原市内の小中学校には、様々な大学等から学生がインターンシップや教育実習に来てくれています。今回の大阪教育大学での講義をスタートとして、今後、様々な大学等に出向き、教員志望の学生さんたちに直接語りかけるとともに、学生たちが充実したインターンシップや教育実習を経て、松原市で活躍してくれるようになればと願っています。
・大阪教育大学教職大学院での講義の様子はここをクリックしてください。