丹南の来迎寺に伝わる平安時代の仏像が指定文化財になりました
- 公開日
- 2022/06/27
- 更新日
- 2022/06/27
生涯学習・スポーツの振興、文化財の保護と活用
令和4年6月24日、松原市丹南(たんなん)にある融通念佛(ゆうずうねんぶつ)宗寺院の来迎寺(らいごうじ)に安置されている木造の阿弥陀如来立像(あみだにょらいりゅうぞう)が松原市指定有形文化財に指定されました。
この仏像は、今から約1,000〜1,100年前の平安(へいあん)時代中期(10世紀)に制作されたもので、当初は薬師如来(やくしにょらい)であった可能性があります。元は、堺市美原区大保(だいほ)の西福寺(さいふくじ)の本尊でしたが、このお寺が廃寺となったため来迎寺に移されました。かつて、松原市の南部から堺市美原区にかけての一帯には多くの寺院があり、この仏像もそのいずれかに安置されていた可能性があります。
今後は、他の松原市指定文化財7件とともにその価値と魅力をみなさんにお伝えしていきたいと思います。
※この仏像についての詳細は、松原市のホームページをご覧ください。また、国立文化財機構奈良文化財研究所が運営する全国遺跡報告総覧のページからも指定文化財調書をご覧いただけます。
【文化財課】