第74回入学式「式辞」
- 公開日
- 2020/04/07
- 更新日
- 2020/04/07
校長メッセージ
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
暖かい日差しとともに、花の便りも届きはじめ、新たなスタートにふさわしい季節となりました。
ご来賓の方々やご家族の皆様とともに、一堂に会しての入学式を、心待ちにされていたところ、新型コロナウイルス感染拡大防止の対応に伴い、このような形での挙行となりました。とても残念な気持ちではありますが、子どもたちの成長を見守られている皆様に、心から「お祝い」を申し上げます。また、松原市長澤井宏文様・PTA・生徒会・小学校・幼稚園をはじめ、たくさんのメッセージや祝電をいただきました方々に厚く御礼申し上げます。
本日、74回目の入学式を迎え、22687名の卒業生がおられる松原市立松原中学校の歴史と伝統の上に、さらに新しい歩みを築いていく皆さんに期待が膨らみます。
その期待にこめて、伝えたい3つの心がけがあります。
一つ目は、「自分自身を大切にする。」ことです。
皆さんは、家族の思いを受け継いだ、掛け替えのない存在です。自分を傷つけず、相手を尊重するとともに、素直な自分を見せ、輝き続けてください。自分に自信を持って行動し、自分をより好きになってください。
二つ目は、「夢を持って、結果にこだわりすぎずに挑戦する。」ことです。
多くのことを学び、たくさんの経験や体験をして下さい。失敗を恐れずにチャレンジすることで、学ぶ喜びを味わい、将来への展望も見えてくると思います。
三つ目は、「人と人との、つながりを大切にする。」ことです。
「人を思いやる心」や「コミュニケーション力」は、集団生活や人との関わりの中で、育まれます。ぬくもりのある言葉で自分の思いを伝え、まわりの人の気持ちを温かくする心を磨き、笑顔で前進する松中生であることを願っています。
最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご入学、「誠におめでとうございます。」3年後を見通し、次の進路を力強く歩めるよう、「自立する力」と「学ぶ力」の向上をめざしてまいります。
思春期の真っ只中にある子どもたちは、さまざまな情報が、乱れ飛ぶ社会の中で、思わぬトラブルに巻き込まれることもあると思います。その結果、大切な人間関係を壊してしまうなど、それぞれの心が揺れたり迷ったりするという心配も考えられますが、保護者の皆様と学校が連携し、子どもたちと向き合い、共に子育ての喜びや悩みを、分かち合える関係でありたいと思っております。
子どもたち、一人ひとりの豊かな成長のため、より一層のご協力を心よりお願い申し上げ、私からの式辞といたします。
【画像】松原中学校正面付近にて