11月29日(火)不審者対応避難訓練を実施しました。付属池田小学校の事件の後、松原市では校門にセーフティBOXを設置し、安全管理員を配置しています。不審者にしろ、災害にしろ、「いつ・どこで・だれが」そのような災難に遭遇するかわかりません。今日は、校内の子ども・教職員で共通確認している「言葉」で、教職員の指導の下、避難を行いました。子どもたちも真剣に取り組んでくれていました。最後に、校長から、まとめの講話を放送で行いました。講話の内容は、下のおりたたみ記事「この続きは…」を開いて下さい。
不審者対応避難訓練についての講話
1 今日の訓練について話します
今日の訓練は、不審者対応訓練でした。
今日の訓練は、今から15年前の大阪教育大学付属池田小学校で、学校に乱入した不審者によって、多数の人が亡くなり,ケガをしました。
そのころ、別の学校では、校内に入ってきた不審者によって、先生が亡くなったりケガをする事件もありました。
そこから、松原市でも校門にセーフティーBOXをつくり、安全管理員さんに見守ってもらうようになりました。
毎朝、東門、正門に管理員さんや校長先生が立っているのも、一つは安全のためです。
2 いつおこるかわからない
今日は、訓練なので、時間を決めて行いました。
しかし、不審者にしろ災害や事故にしろ、そのような災難はいつ起きるかわかりません。どこで起こるかわかりません。誰が,被害に遭うのかもわかりません。
そこで、次のようなことに普段から気をつけて下さい。
・知らない人に、「話がある」「お父さんや、お母さんに頼まれた…」などと言われて も、ついて行ったり、車に乗ったりしてはいけません。「いいものあげるよ」「お金あげるよ」などの、話を信じてはいけません。
・そんな時は、「知らない人について行ってはいけないといわれています!」「知らな い人から、物やお金をもらってはいけないと言われています!」ときっぱり言って下さい。
・もし、手などを引っ張られて、連れて行かれそうになったりしたら、思いっきり大きな声で「助けて!」と助けを求めて下さい。そして、逃げましょう!そして、周りの人に助けを求めて下さい。
・また、外見だけで人を判断しないようにしましょう。いくら着飾っていても、「お金や物をあげる」「お母さん、お父さんに頼まれた…」という話は、きっぱり断りましょう。
3 普段から大事にしてほしいこと
万が一、そんなことが起こった時、「ことわる」「大きな声を出す」「逃げる」「助けを求める」ことができるためにも、普段から次の3つのことを大切にしましょう。
・自分の気持ちをしっかり言いましょう!
・人のいやがること、悪口や陰口はやめましょう!
・困っている人がいたら、先生や仲間と相談して助けてあげましょう!
人間として、本当に強い子、やさしい子になれば自信がつき、いざという時、力を発揮できます!
4 教室で
今から、担任の先生と今日の訓練についてふりかえって下さい。
一つ 真剣にできたか!?
二つ 先生の指示を守れたか!?
三つ 仲間と協力できたか!?
5 家でも
今日の訓練は、とても大切な訓練です。皆さん、一人ひとりの命に関わる訓練です。皆さんの命より大切なものはありません。家に帰って、お家の人とも今日の訓練のことについて、また、災害のことについて話をして下さい。
以上で、校長先生の話を終わります。