<8/21(金)>
今日はどの学年でも「ウイルスの次にやってくるもの」「泣いた園長先生」の2回目の授業が行われました。どの学年でも真剣に授業に取り組んでいる皆さんの姿がありました。
皆さんの感想を読んでいると、とっても温かい気持ちになります。ほんの一部しか紹介できませんが、以下(続きはこちら)に感想の一部を掲載しておきます。
<生徒の皆さんの感想です>
○学校が臨時休校になって、「またかぁ」て思いました。感染した人が悪いわけじゃないけれど、やっと始まった学校なのに・・・て思いました。でも、冷静になってから、家族と話していたら、そう思ってしまった自分のことを悔やみました。その人自身が、かかりたくてなったわけじゃないし、誰がなってもおかしくない今の状況を、パニックで決めつけてやはり、ビデオで見た、目に見えない恐怖が人を傷つけてしまうことを自身を通してわかりました。私の友達が、「今回の事を探るのは絶対やめような」と五中の生徒に発信していました。それが、どれだけ大切な事か、友達だからとかではなく、とても心に響きました。そういった心を大切にしたいなと思いました。不安だけど、周りの人と支え合って、この状況を乗り越えていきたいと思います。
○ラインで「コロナ○年生から出たらしい!」とか、「今日休んでた人誰れ?」とか、怪しんでいる質問が出たけれど、その中で「犯人探しみたいなんやめよ。」とか「コロナかかった子が1番不安やから、こういうときこそ助け合っていかなあかんやろ。」という発言をした人がいた。今自分たちにできることは励ますことくらいだと思うけれど、それが1番大切なのではないかと思いました。
○今はネットでの問題が多いし、だいたいの人が本当かも分からない情報をネットで知り、それをまた知り合いとかにも広めてしまったりして、みんなは探してしまっている。でも、結局は自分たちを苦しめているだけやし、こうゆう状況やからこそ、みんなで助け合うのが一番大切じゃないかのかなと改めて思いました。ネットの情報とかに躍らされる前に、自分達でどうしていくのがいいかを考えることが大切だと思いました。そして、自分は手洗いとかもっとこまめにたり、必要な時以外、自粛するなどのことをもっとこころがけて、早く元の生活に戻れるようになったら良いなと思いました。
○世の中にこのウイルスに感染した人たちを差別したり、避けたりする人が多いから、熱があったりしんどくなっても元気なふりをしないといけない空気があるのだと思います。私たちの学校の中では、「しんどい」と言えるようにしたいです。そして「一緒にがんばろう」という声をもっと増やしていけば良いと思いました。でもまずは感染を防ぐためにマスクをするなどウイルスがあるという危機感をもって過ごそうと思います。
○言葉にはすごい力があると思います。ちょっとしたことでも、落ち込んだり、少しの言葉にもはげましになったり、園長先生がこのような言葉を見て、泣いてしまうのもわかるなと思いました。園長先生も他の人も不安だったと思います。その日々に光がさしこんだかのような、何か、重みがとれたように感じたんじゃないかと思いました。私なら、この言葉をみて不安な気持ちがなくなり、元気になると思います。不安なときは、どんな簡単な言葉でも、その1つの言葉で、左右されることもあると思います。しかし、恐怖や不安も、たった1つの言葉で打ち勝つと思います。一番怖いのは、ウイルスではなく、不安や恐怖から生まれる出来事ではないかと思います。ウイルスだけが怖いのではなく、他にも色々な恐怖がひそんでいると思いました。
○コロナウイルスには、人間の悲しい感情や行動、温かい感情や行動も、どちらも作り出すものなんだと思った。他県のナンバープレートがある車を見て傷つけたり、感染者が出たお店を攻撃している人も、みんなと同じように、不安や恐怖でいっぱいになっていると思うと、すごく悲しいと思った。SNSで、「見つけたりするのやめよね」って声かけしていて、いいなと思った。感染した人のことも考えられる人がたくさんいてて、世界中に、こんな考え方ができる人が増えたらいいなと思った。