4歳、8歳、10歳の3人の子どもさんを持つ38歳の岡山県のお母さんの文章です。(新聞記事から)
- 公開日
- 2020/03/06
- 更新日
- 2020/03/06
お知らせ
タイトル「たからものさん」
1人目の息子が生まれてから、就寝前に呪文のように我が子を抱いて
「君はママのたからものさん」
と声をかけてきました。
働きながらの子育て、少しでも大切に思っていることを子どもに伝えたかったからです。
そして、子どもは1人から3人に。
それでも呪文を唱え続けました。
仕事を継続する中で管理職となり、子育てと仕事の両立に奔走し、
呪文を唱えることは段々と無くなっていきました。
そんな中で、仕事につまずき、何もかも手につかず、眠れない日々が続いてしまいました。
ある日、いつものように、眠れずにいると私に
「ママはぼくたちのたからものさん」
と子どもたちが声をかけ代わる代わる抱きしめてくれたのです。
子どもたちを安心させたくて伝えたはずの言葉が
私自身を安心させてくれる言葉になりました。
これからもずっと口に出して伝えていきたい「言葉」です。