春は、夢が始まる季節です。(入学式の式辞)
- 公開日
- 2019/04/06
- 更新日
- 2019/04/06
校長メッセージ
4月1日付けで松原小学校の校長から本校の第16代校長に着任しました土屋敏明です。「よろしくお願いします」
新しい多くの出会いを予感させるこの佳き日に、入学する本校第46期生の皆さん、入学おめでとうございます。(中略)
四中には「みんなで作ろう 楽しい四中」というスローガンがあります。このスローガンは四中創立当時から大事に受け継がれてきた四中の魂です。この言葉は代々受け継がれ、今の2年生、3年生の先輩も頑張っています。ぜひ、皆さんもこの先輩と一緒に四中の伝統を受け継いでほしいと思います。
新しいスタートをきる新入生に校長先生から伝えたいことを二つお話しします。テーマは「夢・目標・努力」と「命」です。
1つ目は、日本のプロ野球とアメリカの大リーグで大活躍して3月に引退したイチロー選手の言葉です。「4000本のヒットの裏には8000本のミスと凡打がある」「またその裏には、何万回の素振りと何十万回というストレッチやランニングがある」「小さな毎日の努力の積み重ねの結果で大記録が生まれる」「グローブやバットやスパイクなどの道具を大切にすること」「夢と目標をもって努力すること」。また、日本人のイチロー選手はアメリカに行ったので外国人になりました。外国人の立場になったイチロー選手が初めてわかったこと・見えたことは「相手を思いやる気持ち」でした。
2つ目は、今、白血病という病気と闘っている水泳の池江璃花子選手のおばあちゃんの言葉です。「璃花子はオリンピックなんて、もう出なくていい。水泳なんてやんなくていい。とにかく長生きして。私より先に逝っちゃうなんて、いやだから。とにかく長生きして。生きてさえいれば。生きてください。私が死ぬ前に死んでほしくない。私だって80歳なんだから」「でも、治る病気らしいよ。渡辺謙だって治しているしね」孫娘の璃花子は必ず治る。お祖母ちゃんは何度も、何度も「生きてくれ、生きてくれ」と独り言のように呟いていました。
このイチロー選手の毎日の努力と池江璃花子選手の命の大切さのお話を覚えておいてくださいね。(中略)
さあ、新入生の皆さん、4月は「リセットできる時」です。ここからがスタートです。今、全員同じラインに立っています。新しい教室で新しい先生に出会って新しい友達とスタートしましょう。
◆写真左は玄関の四中スローガン、写真右は桜の木の前で仲良くお弁当を食べている先生方の後ろ姿です。