修学旅行 in ナガサキ2日目18
- 公開日
- 2024/06/20
- 更新日
- 2024/06/20
校長メッセージ
強い雨がずっと降り続いています。このまま降り続け、明日の朝には振りすぎて雨がなくなるくらい今晩中に振りきって欲しいものです。このあと、各クラス就寝準備に向かいます。今日も1日お付き合いいただきありがとうございました。明日は最終日最高の思い出を作り大阪に帰りたいとおもいます。最後に本日松原三中平和セレモニーで生徒代表が読み上げた「平和宣言」を掲載し本日の締めくくりといたします。保護者の皆さまも子どもたちの思いをぜひ受け止めていただければ幸です。
『平和宣言』
1945年8月9日、今から79年前、原子爆弾の投下によって、街は焼け、たくさんの命が奪われました。「生きたい」という思い、そして、一人一人にあったはずの人生が奪われました。生き残った人も原爆の後遺症だけでなく、心に深く傷をおい、その悲しみや苦しみは自分事として考えても想像を絶するものがあります。人の命だけでなく人の思いも奪ってしまう戦争は、最大の人権差別だと強く思います。「あなたたちが忘れるから平和ではない。」私たちはこの言葉を心に刻み、平和学習にとりくんできました。思い出すのもつらいのに、どうして語り部さんは私たちに語ってくれるのか。真に平和を願う被爆者の方の「思い」を受け止め、次はその「思い」を私たちが忘れずにつないでいく番なのです。
「わかろうとしないとわからない」・「見ようとしないと見えない」。想像力を強くもち、今日、この地で感じたことを決して忘れずに、自分に何ができるのか、自分に問いかけながら、平和を願う一人の人間として、生きていきたいです。人を殺さないために、人が人を傷つけないために、人と人がしっかりつながっていくこと。それが、平和をつくるために私たちにできる一歩です。三中校区で「つながり」を大切にしてきた私たちは、これからもなかまと平和について考え、行動し、平和のバトンをつないでいくことを誓います。
2024年6月20日
松原第三中学校 3年一同