お知らせ

今求められている学力

公開日
2024/05/30
更新日
2024/05/30

お知らせ

5月30日(木)
 上の問題は「令和6年度全国学力・学習状況調査」いわゆる全国学力テストで今年の6年生が4月に受けた算数のテストの1問目です。
 正解は「ア」です。72+28を計算する問題であれば正答率も高いでしょう。しかし、現在求められている学力は早く正しく計算する能力ではなく、文章を読み取り、何を問われているのか正しく理解し、論理的に答えを導き出す能力です。
 上の問題では「イ」と間違える児童もいます。問題文の「少ない」という言葉に引っ張られて引き算を連想してしまうのです。問題文からどちらの人がたくさんの折り紙を持っているか読み取り論理的に考えないと正解は導き出せません。
 地域の皆様、保護者の皆様が小学生の頃求められていた学力とは少し違うと感じられるかもしれません。
 ちなみに算数の第二問目は以下のような問題です。これが本当に算数のテストなのかと感じる方がおられるかもしれません。しかし、この問題を解く力が今子どもたちに求められている学力なのです。

R6_全国学テ_算数2番の問題