8月6日 広島 原爆の日 大切な人は誰ですか 小学生が「平和への誓い」
- 公開日
- 2022/08/06
- 更新日
- 2022/08/06
校長室より
被爆77年となる広島「原爆の日」の平和記念式典で、広島市の小学生が「平和への誓い」を読み上げました。
平和への誓い
あなたにとって、大切な人は誰ですか。家族、友だち、先生。私たちには、大切な人がたくさんいます。大切な人と一緒に過ごす。笑い合う。そんな当たり前の日常はとても幸せです。
昭和20年(1945年)8月6日午前8時15分。道に転がる死体。死体で埋め尽くされた川。「水をくれ。」「水をください。」という声。大切な人を一瞬で亡くし、当たり前の日常や未来が突然奪われました。
あれから77年経ちました。今この瞬間も、日常を奪われている人たちが世界にはいます。戦争は、昔のことではないのです。
自分が優位に立ち、自分の考えを押し通すこと、それは、強さとは言えません。本当の強さとは、違いを認め、相手を受け入れること、思いやりの心をもち、相手を理解しようとすることです。本当の強さをもてば、戦争は起こらないはずです。
過去に起こったことを変えることはできません。しかし、未来は創ることができます。悲しみを受け止め、立ち上がった被爆者は、私たちのために、平和な広島を創ってくれました。
今度は私たちの番です。被爆者の声を聞き、思いを想像すること。その思いをたくさんの人に伝えること。そして、自分も周りの人も大切にし、互いに助け合うこと。
世界中の人の目に、平和な景色が映し出される未来を創るため、私たちは、行動していくことを誓います。
令和4年(2022年)8月6日こども代表
広島市立幟町小学校6年 バルバラ・アレックス
広島市立中島小学校6年 山崎鈴
河合小学校6年生は、10月に修学旅行で広島を訪れます。原爆資料館の見学や被爆した方々からの聞き取りをする予定です。
本日の広島の小学6年生の「平和の誓い」を読み、ご家族で、平和について、お話しされてください。