壊れた傘
- 公開日
- 2022/06/21
- 更新日
- 2022/06/21
児童会
今朝、ある児童が声を掛けてきました。
「傘が壊れちゃった。」
理由を聞くと「分からない」とのこと。特に傘を振り回したとか何かにぶつかったという訳でもない様子。
不思議に思いその子の傘を広げてみると、骨は折れておらず布の状態もきれいなままでした。
ただ、よく見ると傘の骨をまとめている頂上の留め金になっている針金が切れていました。針金は錆びており、いつ切れてもおかしくない状態でした。
傘の寿命を迎えるほど、丁寧に大切に傘を使い続けていたことがうかがえます。
「大事に使ってたんだね。これだけ大切に使ってもらったら、傘も喜んでいると思うよ。傘を閉じてしまうと壊れちゃうから、今日は広げたまま先生が預かっておくね。帰りに職員室に取りに来てね。最後にもう1回傘をさしてお家に帰ってから、傘に”ありがとう”とお礼を言って処分しようね。」と言うと、その子は「はい!」と爽やかな笑顔を見せました。
雨の日の心に残る素敵な出来事でした。