3/24 今年度最後の講話
- 公開日
- 2020/03/24
- 更新日
- 2020/03/24
お知らせ
昨日と本日は安全確認日でした。
本来であれば本日は年度終わりの修了式でした。
終わりがこのような形になりましたのは大変残念でしたが、保護者のみなさまには、今年度本校教育へのご理解とご支援をいただきましたことに心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
松原小学校教職員一同
登校してきた児童に、放送で以下のような講話をしました。
みなさん、おはようございます。
学校がお休みになって3週間が過ぎました。「おうちで体調をくずしてないかな?」「部屋の中ばかりで退屈になってしんどい気持ちになってないかな?」「規則正しい生活をしているかな?」先生たちは学校が休みの間、みんなのことばかりを考えていました。
でも松小のみんなはかしこい子ばかりだから、きっと元気に過ごしてくれているだろうとも思っていました。
今、流行っている新型コロナウィルスのことはみんなもテレビやおうちの人から聞いて知っていると思います。新しい病気なのでまだわかっていないこともたくさんありますが、わかっていることもあります。それは「外から帰ったら時間をかけてきれいに手洗いをすること」や「大事な用事がない時は人混みに行かない」ということを守るだけでも予防できるということです。家の中ばかりでは退屈なので、外に散歩に出かけたり、体を動かしたりすることはやってほしいと思いますが、そんなときもおうちに帰ったらきれいに手を洗うこと、それは明日からも守ってほしいと思っています。
もう一つ、このウィルスのことでみんなに話したいと思います。
松小のことではなく、校長先生もほかの人から聞いた話ですが、近くで友だちが咳をしたりしたときに「お前、コロナウィルスやろ」などと人を傷つける言葉を言う人がいるということを聞きました。風邪を引いたり、花粉症だったりすると、どうしても熱が出たり、咳がでたりすることがあります。それをそんなふうに言われると、言われた人はどんな気持ちになるでしょうか?
松小の子どもたちの中にはそんなことを言う人はないと思いますが、そんな言葉で人を傷つける人にはなってほしくないなと思います。
もう一つ、校長先生からみんなにお話をします。
それは3月18日のことです。みんなの大好きだった6年生が松原小学校を卒業しました。卒業式には6年生と先生たちしか出席しなかったけど、6年生のみなさんはほとんど卒業式の練習できなかった中で、一人ひとりがお別れの言葉をしっかりと覚え、立派に伝えてくれました。その姿を見た時、校長先生は「今年の6年生はとってもすごい!すばらしい!!」ととても感動しました。
そしてその卒業式の中で、5年生は代表してビデオで参加してくれました。5年生もほとんど練習ができない中、すばらしい歌と言葉を贈ってくれました。「このすばらしい5年生なら、来年最高学年になっても、絶対に松小を支えていってくれる」と先生たちは確信しました。5年生のみなさん、本当にありがとうございました。
さて、今日はこの1年間の最後のまとめの日です。
次にみんなに会う時は、1年生は2年生に、2年生は3年生に、3年生は4年生に、4年生は5年生に、5年生は6年生になっています。
この1年間を思い出すといろんなことがありましたね。新しい友だちができたり、新しい先生と出会ったり。いろいろなお勉強をしたり、いっぱい遊んだり。
その中で、「今まではできなかったけどできるようになったこと」がたくさんあると思います。それがみんなの「成長」です。勉強や運動だけではありません。「腹が立ったとき、今までなら友だちをたたいたり、悪口を言ったりしてたけど、我慢できるようになったこと」も「友だちが困っていた時、『だいじょうぶ』って声をかけられるようになったこと」も、全部全部みんなの成長です。みんなが大きく成長した1年間だったと思います。
そしてこの成長を支えてくれたのは、今みんなの周りにいる友だちと、先生と、何よりもおうちの人のおかげです。
今日帰って通知表を渡すとき、照れずに「ありがとう」って声に出して言ってください。それができた人は、今日、また成長できた人だと思っています。
次に会う時にも元気で会えることを楽しみにしています。
これで校長先生のお話を終わります。