3/17 明日、卒業式を迎えます。
- 公開日
- 2020/03/17
- 更新日
- 2020/03/17
お知らせ
明日の卒業式に向けて、6年生が登校しました。
休校措置の関係上、練習は全くできていない中で今日を迎えました。
エピソードを1つ聞いてください。
休校が決まった時、わたしからは6年生の先生たちに「練習の時間がない中なので、卒業式当日の答辞は紙を持ちながらでもいいのでは?」と提案しました。6年生の先生は「必要ないと思います。あの子たちはやってくれると思いますから。」言い切っていました。
3月4日、たった1回の練習。ほとんどの子が自分のセリフを覚えていません。当然でした。6年生の先生は子どもたちにこう言いました。「何の練習もできない中だから、当日は紙を持ってもいいよ。どうする?」子どもたちは真剣な顔で意見を出し合いました。子どもたちは紙を「持たない」ことを選びました。
「わかりました。明日からの休校期間中、自分のセリフだけでなく、前後のセリフを、そして休んだ人がいてもできるように覚えてこられますか?」
「ハイッ!!」
今日の事前指導。ほとんどの子たちが覚えてきました。格段にうまくなった答辞を聞くことができました。「信じてよかった。君たちを信じて本当によかった。」先生たちはそう言いました。6年生の先生と子どもたちの信頼を強く感じた一幕でした。
明日はいよいよ卒業式。卒業生と教職員という寂しさはぬぐえませんが、心に残る卒業式にするために、この間、わたしたちも精一杯考え、精一杯準備をしてきました。
お祝いする場所は違えど、子どもたちの節目を心から応援されている保護者のみなさまのお気持ちを感じながら子どもたちを送り出します。
今年の卒業式に対するいろいろな思いはそれぞれにあったかと思いますが、あたたかく見守ってご対応していただけたことに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。